本とブランディングの関係性

最近、カフェでコーヒーを飲みながら本を読むことにハマっている。
本は自分の家にあるものではなく、そのカフェに置いてあるもの。
最近では、「ブックカフェ」という形態でなくても、そのカフェのコンセプトや雰囲気に合った本を
数冊置いてあるカフェも多い。

 

例えば、東京にあるフィンランドがコンセプトのカフェ「Hyvää Matkaa!ヒュバ・マトカ」には、
フィンランドに関連した書籍が置いてあり、カフェ利用者は自由に閲覧できる。

https://www.instagram.com/finntour_hmc/

 

また、最近は無印良品に行くと「書籍コーナー」に向かうことが習慣になっている。
シンプルで丁寧な暮らし というコンセプトに合った本をメインに取り扱っており、
無印良品の世界観が好きな私の目を惹く本にたくさん出会えるから。

過去を振り返ると、本にアクセスする方法は「図書館」か「本屋さん」のいずれかだった。
インターネットが普及しAmazonが有名になってからはネットで本を買うことも増えたが、
個人的には膨大な選択肢の中から自分の興味にあったものを見つけ出すのは、
労力がかかることだと感じてしまう。

 

それに引き換え、自分の好きなコンセプトのカフェや雑貨屋さんに置いてある本は
ストライクな内容のものが多く、満足のいく選択が容易になる。
お店にとっても本はコンセプトや世界観をあらわす手段として使え、ブランディングの一役を買っている。

 

以下の記事にもあるように、本と何かを組み合わせることで新しいサービスや価値を
生みだすことができると思うし、選書とブランディングの関係性も非常に興味深いものだと思う。

kinabal.co.jp

 

ブランディングとマーケティングの違いとは?

 

聞き馴染みのある「ブランディング」と「マーケティング」という2つの言葉。
なんとなく、それぞれ異なるものだというイメージはあるものの、
言葉で説明しようと思うと定義は曖昧。

 

違いをはっきり説明できるようになりたいと思い、
ブランディングマーケティングの違い」について調べてみた。

 

以下のサイトによると、
ブランディング = イメージの作り込み
マーケティング = サービスを売るための全体的な戦略
という違いがあるようだ。

参照: 【簡単解説】ブランディングとマーケティングの違いは?戦略の手順も! | MarketingDriven マケドリ

 

ブランディングは、消費者に自社サービスや商品のイメージを植えつけるために行われる活動であるが、
日々の生活における購買行動を振り返ると分かりやすい。

 

例えば、私は家具を買うときはニトリIKEAを利用することが多い。
「お値段以上ニトリ♪」というキャッチコピーもあるように、
ニトリは「価格がお手頃で質が良い」というイメージがあり、
あまりデザインにこだわりのないアイテムを買う際はよくニトリを利用する。

 

一方、IKEAに関しては、「北欧ブランド」「デザイン性が高い」というイメージがある。
私は北欧が好きなので、デザイン性を意識したいアイテム(照明、ベッド、棚など) は、
IKEAで購入することが多い。

 

このように、ブランドのイメージを作り込むブランディングに対して、
「売れる仕組みを作る」マーケティングに関しては、消費者が求めていることや市場の分析から始まり、
ターゲットとして売りたい顧客層の選定や、商品・サービスを知ってもらうための広告活動と幅が広い。
今回書ききれないぐらい幅が広いので、また別途まとめたいと思う。

参照: マーケティングとは?意味や定義、手法を初心者向けにわかりやすく解説

 

また、ブランディングマーケティングは異なる目的や役割を持った別々のプロセスであるが、
両者は密接に関連しているものである。
どちらも大事にすることで、ビジネスをより成長に導くことが可能となるようだ。

参照: ブランディングの意味は?マーケティングとの違いも解説 - キナバル株式会社

 

ブランディングマーケティングの違いが分かったので、
今後は、ブランディングの好事例や異なるマーケティング手法について調べたい。
また調べた内容は、備忘録として記事に残そうと思う。

外国人観光客の多様化とサイトの多言語化

 


新型コロナウイルスが収束し、日本を訪れる外国人観光客数が増加傾向にある。
特に2023年秋以降は、コロナ前の水準にまで戻ってきているらしい。

 

私は京都市内の人気観光スポットの近くに住んでいるため、海外からの観光客の増加を肌で感じている。
特に印象的なのは、世界各国から満遍なく観光客が来ているということ。
コロナ前はアジア諸国からの観光客が8割を占めていたが、今は欧米やオセアニアからが4割ほどに増えてきているらしい。

参照: 訪日外国人動向2023 - 観光統計 - JTB総合研究所

 

また、観光客の消費ニーズも地域によって差があるようだ。
東南アジアをはじめとするアジア諸国では買い物などの「モノ」の消費が多いのに対し、欧米諸国からの観光客は宿泊や飲食などの「コト」消費が多い。

参照: 訪日外国人消費の動向-円安で消費額はコロナ禍前の95%、インバウンドもモノからコトへ |ニッセイ基礎研究所

 

このような消費ニーズの多様化やグローバルな需要に対応するためには、サービスや商品の魅力を多言語で発信することが重要である。
いくら商品に魅力があり、日本特有のサービス・技術であったとしても、言語の壁によって需要に応えられていないケースも多いのではないだろうか。

 

企業の顔であり商品・サービスの魅力や企業の情報を発信できる場である自社サイト。
保有している企業は多いがまだまだ多言語に対応できていないケースが多い印象。
今後、Webサイトの多言語化を実施する企業が増えれば良いなと思う。

kinabal.co.jp

 

<多言語化に対応しているサイト例>

お茶のはまだ: https://chiran-omoiire.com/

カレーハウスCoCo壱番屋https://www.ichibanya.co.jp/

阪急三番街https://www.h-sanbangai.com/